A NEW YORK MINUTE
2026年5月27日にローンチされたバレンシアガの最新キャンペーンは、アカデミー賞ノミネート歴を持つ映画監督Celine Songが手がけています。「A New York Minute」には、メゾンのフレンドであり高い評価を受ける俳優Sarah Pidgeonが出演し、彼女とCeline Song、クリエイティブ・ディレクターのPierpaolo Piccioliによる初のコラボレーションとなります。
全編マンハッタンで撮影された3本のフィルムは、それぞれ60秒で構成されており、バレンシアガのLe City、Le 7 Bowling、Rodeo バッグの多様なスタイリングが表現されています。
朝・昼・夜それぞれの時間帯を舞台に、Fall 26コレクションのアイテムより、革新的なTechWearセパレートやJet スニーカー、Balenciaga | Manolo BlahnikおよびDuchesse パンプス、洗練されたイブニングウェアとアウター、そしてブラックレザーの3つのアイコンバッグが登場します。
Pidgeon 演じるキャラクターが、クリーニングの受け取り、混雑した交差点の横断、タクシーでの帰宅といったニューヨークらしい日常の瞬間を過ごす中で、やがてそれらが緻密に演出された撮影であることが明らかになり、パーソナルな体験がパフォーマンスへと昇華されていきます。
物語は、忙しない都市生活の中にある調和を描き出しながら、やがてその映像表現の仕組みそのものを、実際のロケーションの中で明らかにしていきます。カットの後、Songはチームに「keep rolling(回し続けて)」と指示し、シーンの現実的な周囲の様子をそのまま捉えていきます。第四の壁を破ることで、現代の映画制作の舞台裏、そしてその周囲に作られる世界が浮かび上がります。
Song が信頼を寄せるフィルムメイキングチームも登場し、いずれもニューヨークで撮影された「Past Lives 」や 「Materialists」の撮影監督である Shabier Kirchner も参加しています。「A New York Minute 」は、フィクションと現実の相互作用、そして共同で創り上げる喜びを称える作品です。
作中には、Pidgeon 演じるキャラクターが、ロマンティック・コメディの街中シーンを撮影する架空のクルーに呼び止められる場面があり、メタナラティブにさらに一層のレイヤーを加えています。
(都市生活のシュールな連続性を反映するかのように、そのロマンティック・コメディの主人公も、Pidgeon と同じ Le City のバッグを携えています。)本作は“映画の中の映画”であり、やがてカメラが引くことで、さらに別のセット、別のクルー、そして監督としての Song の姿が明らかになります。
本キャンペーンではフィルムにとどまらず、Piccioli本人およびフォトグラファーのMonarisとZora Sicherによって撮影された追加のコンテンツも展開し、専用Instagramアカウント@keeppprollingにて公開されています。
このバーナーアカウントでは、普段はあまり公開されない一方で共有されることの多い撮影の舞台裏、撮影準備や合間、終了後の様子がより密やかに映し出されます。クリエイティブチームやタレントのオフの姿を捉えたスナップに加え、@keeppprolling は独自のコンテンツ展開を通じて、本キャンペーンをインタラクティブかつ進行中のプロジェクトとして位置づけています。
さらにこのキャンペーンは、制作現場を偶然目にした通行人によってリアルタイムで撮影・投稿される写真や動画の中にも存在し、都市とそのシーンに新たなレイヤーを重ねています。